選ばれた人
私の酒は仕事上で行き詰まり、上司に治療を勧められます。当時、アルコール治療など容易に受け入れられるものではありません。家内が他界して二年が過ぎる頃でした。
断酒会に入ってから
私はアルコール依存症で、精神科に入院するまで「断酒会」という存在どころか名称すら知りませんでした。
入会申し込み用紙を書いたその日に再飲酒してしまい、たった2日間で入院前のようなひどい状態に戻ってしまい、どうしようもない有様でした。
その間、何度となく仲間から連絡をいただいていましたが「また元に戻ってしまった」という後侮と気まずさで電話に出られず、やっと電話に出たときに「大丈夫だから一緒に断酒例会に行こう」と励まされ一緒に行ってもらう始末でした。